持株会で保有する株式を現金化するには、まず証券口座を開設し、持株会からその口座へ株式を振り替える必要があります。振り替えが完了した後、株式を売却することが可能です。売却時には、売却益に対して約20.315%の税金がかかります。また、売却代金は通常、取引成立日を含めて3営業日目に証券口座に入金されます。手続きには時間がかかることがあるため、事前にスケジュールを確認しておくことが重要です。
持株会の株式を現金化するためには、以下の手順が必要です。
1. 証券口座の開設
まず、持株会から株式を引き出すには、証券総合口座が必要です。オンラインや電話で申し込めます。手続きを始める前に、企業コードをお勤め先の持株会事務局から受け取りましょう。
2. 株式の振替申請
証券口座が開設できたら、持株会の株式をその証券口座に振り替えるため、持株会事務局に振替を申請します。このとき、振替希望の株数と口座番号が必要です。
3. 振替手続き
申請を受けた持株会事務局が、証券口座への振替を進めます。振替が完了すると「精算書」が発行されますが、手続きの完了には企業によって異なる日数がかかることもあります。
4. 売却手続き
株式が証券口座に振り替わったら、オンラインで自分で売却するか、証券会社に依頼して売却できます。売却代金は、受渡日に証券口座に入金されます。
5. 出金手続き
最後に、売却代金が証券口座に入ったら、銀行振込などの方法で出金します。出金指示もオンラインで簡単に行えます。
このように、株式を現金化するには、証券口座の開設から出金までの一連の手続きを完了させる必要があります。